
何を描いているのかよく分からないけれど、楽しかった。芸術は、「これが富士山だよ」とポケットから出されたようなものとある画家が言っていたがそんな感じ。2時間のドラマを飽きず眠らず見たのはいつ以来かなあ。「ファンタジー苦手な波風さんには合わないかもなあ」とファンタジー好きのママヨさんは意外だったそうだ。
宣伝が一切なく、映画パンフレットも今日11日に発売されるそうで、事前予想が無かったことがありがたかった。ウワッ、ウワッ、と驚き連続のドラマで、始まりと終わりだけが現実世界だから安心して勝手な夢想を楽しめた。君たちはどう見るのか?(こう見たけれど・・・)それでいいのだ、なのだ。
3つのことを帰って来てからも考えていた。1つは、世界と自分とのバランスをとること。2つ目は、生きるために『嘘』をつくこととそれを告白すること、3つ目は、世界は誰が創造しているのかということ。実に哲学だが、ひとまとめにすると他者とともに「どう生きるのか」ということ。
ジブリアニメの浮遊感や疾走感が、いつもとは違う意味不明のファンタジー世界へ誘ってくれたが、今回は魚、蛙、鳥、鸚鵡が要所要所で主人公をギュウギュウ詰めにする圧迫感、閉塞感が皮膚感覚で迫って来る。それは現実世界の強烈な息苦しさであり、そこから「どう生きるか」を夢想できる冒険活劇はとても面白かった。変に大人的に解釈しようとするとその面白味が無くなるような気がする。意味が分かってOKなら、小説も絵もドラマも存在する意味なんか無くなるよね。
老人割引で半額の1人1200円。映画館で見るのは子ども時代から変わらない大いなる娯楽だ 今日の公式裏ブログ『楽しく生きる心』として短歌を掲載。雨をかいくぐるように、白粉花、百日草、紫陽花、山百合などが咲く8月。ふと思い出した幕末の歌人・橘曙覧。静かに慎ましく楽しく生きたいものだなあ。